総合落成式「謝辞」より

　本日ここに、福井県教育庁　学校教育監松下晋也様をはじめ、多くのご来賓のみなさまご臨席のもと、これまで本校の整備事業に携わってくださいました関係事業者のみなさまのご列席を賜り、かくも盛大な総合落成式を挙行できましたことに、厚く感謝申し上げます。

　これまで本校の開校ならびに総合落成に向けてご尽力いただきました、旧敦賀北小学校、咸新小学校、赤崎小学校、そして角鹿中学校のみなさま、敦賀市ならびに敦賀市教育委員会のみなさま、ご支援・ご協力をいただいた地域の全てのみなさまに対しまして、改めてお礼申し上げます。

　おかげさまで、かくも機能的で充実した校舎・設備の建築・整備が完了し、子どもたちがワクワクする学習環境が整いました。これもひとえに、安全に滞りなく工事を進めていただいた関係事業者のみなさまのご努力があったからに他なりません。高いところからではありますが、厚くお礼申し上げます。

　本校は、県内でも類を見ない小中一体型の併設校として、令和三年に開校しました。四校が一つになったということにも増して、さらに大きな意義や価値を生み出すべく、学校運営に取り組んでいるところです。多くの方々から、本校にお寄せいただいている期待の大きさと、我々に課せられた責務の重さに、教職員一同身の引き締まる思いです。

　これまで角鹿中学校区の四校が、この地で果たしてきた大きな役割と、それぞれの長い歴史の中で築き上げてきた豊かな歴史と伝統を継承・発展させ、「大きくなろう　強くなろう　幸せになろう」のめざす児童生徒像の実現を図るべく、学校教育目標である「これからの社会を　たくましく生きる力を持つ　児童生徒の育成」に邁進してまいります。

　児童生徒のみなさん、みなさんが活躍する舞台が整いました。いよいよ幕が上がります。みなさん一人一人が大切にされ、互いの「ちがい」を認め合いながら、誰もが自分らしさを発揮して、みんなで学び合うステージの始まりです。今、みなさんがチャレンジしているように、みなさんが主体となり、自らで創り上げる新たな校風と歴史を、みんなで築いていきましょう。

　そして、いつの日か、みなさんが大人になったとき、この角鹿小中学校で学んだことを誇りに思うことができる学校にしていきましょう。そうすることが、これまで本校設立に携わってくださった全てのみなさまへの恩返しになるのだと信じています。

　結びになりますが、本日ご臨席を賜りましたみなさま、ならびにこれまで本校設立に携わっていただいたみなさまの、今後ますますのご健勝とご発展をお祈りしますとともに、これからも変わらぬ本校へのご支援・ご協力を賜りますよう、節にお願い申し上げまして、謝辞といたします。

　　令和５年１０月４日

 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敦賀市立角鹿小中学校

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　校長　　岩崎　俊文