浦っ子日記

2015年3月の記事一覧

卒業式

春本番を思わせるような陽気の中、卒業式が始まりました。(この日は、敦賀市の全小学校の卒業式です。)
4月と比べて、ぐっと大人びた6年生3人が入ってきます。卒業証書授与の時の動作、作法もしっかり決まっていました。
家族の方や来賓、在校生や先生たちの温かいまなざしに見守られながら、卒業式は無事終わりました。
6人の在校生は、これまでにない卒業式にするために、しっかりと自分の役を果たしてくれました。ありがとう!
      
    
 図書支援員さんからの贈り物です。
空きスペースに作ってくれました。
   卒業証書の授与シーン。背筋もしっかり伸び、しっかり成長して巣立つにふさわしい姿です。TV局から取材に来てくださいました。  もらい終わって、席に着くまで、緊張の糸は途切れません。  しっかり返事をした後、いよいよ壇上へ向かいます。  がんばってくれた在校生です。別れの言葉や歌はこれまでで一番素晴らしかった!!
          
          
 卒業式後の学級の様子は、どの学校にも見られますが、黒板には在校生からの贈り物の言葉です。   お父さんやお母さんに見守られながら、先生から一言。(この後、1年生からの写真のスライドショーもあったようで、盛り上がったとか)  小規模校だからこそできる記念撮影です。
一生の思い出としてください。
  それぞれの卒業生家族と担任とで撮影しました。  「男の子は、もうすぐお母さんとくっつくのは嫌がる年になるぞ~。」という周りからの言葉もありました。そういえば、今年の卒業生はすべて男子です。
          
          
 最後には、全員が入っての記念撮影となりました。   暖かな日差しとがっこうのみんなに見送られ、卒業生たちが巣立っていきます。  最後は、やはり担任との握手です。  みんなからお花などたくさんもらって、両手はいっぱいです。お祝いの気持ちもたくさんもらいました。  学校の向こうにある水島は、いつもと変わらずみんなを見守っていますよ。

最後の授業

明日の卒業式を控え、3限目には最後の卒業式練習を行いました。4限目は、6年生にとって西浦小学校での最後の授業になります。
(5限目からは卒業式準備となります。ふつうは、卒業生は帰るのですが、何せ少ない人数なので、頼りがいのある6年生には少しだけ準備を手伝ってもらいます。)
最後の授業は何だったのでしょうか?少しお邪魔すると、学級活動でした。中学校生活のための指導かな?それとも明日の卒業式の心構えなど‥と思いきや、養護教諭とTTで性教育でした。
子どもたちは、授業で「生命の誕生」について学びながら、自分がお母さんのおなかの中にいる時のお母さんの気持ちや生まれた時のお家の人が思ったことなど、事前にインタビューしてきたことを交換しながら、自分なりに深く考えていました。
最後の授業にふさわしい、よい授業になりました。
       
 赤ちゃんが育つまでの様子です。これはよく見る図ですね。子どもたちも知っているかもしれません。  家族がどんなことを話してくれたのか、人のことながら、みんな興味深々です。  時々先生からの質問もとびます。迷うことも‥‥。
  家族がその時感じたこと読みながら、改めて自分への思いの深さに気づいたようです。
       
       
 養護の先生からは、時々goodな声かけがあります。  友だちが聞いてきたことを聞きながら、親や家族の思いは、どこも似ていると感じていたかもしれません。みんなが生まれてきて”うれしい”の一言です。  詩も使って”命”について考えました。
相田みつを さんの詩です。
  こちらがその詩です。ちょっと見づらいので、ぜひ本を買って読んでみてください。

探検隊が行く!?

現在、常宮地区から西浦地区へは、急な山道を登り、海沿いの曲がりくねった道を通り、急カーブがある坂を下って入ります。でも、あと少しでトンネルが開通して、すごく楽になります。トンネルの名前は、鷲崎トンネルでその銘盤には子どもたちの文字が使われています。
今日、見学に行ったのは、そこではなく、実は敦賀半島を周回できるようにするために掘られている"浦底トンネル”です。(防災時の道路を複数確保する目的でつくられます)
一般の人もほとんど見たことのないトンネル工事現場を見学した浦っ子は、どんなことを見てきたのでしょう。
 
     
バスに乗り現場に到着です。
まずは安全のため、ヘルメットをかぶります。
 係の方から、トンネル工事について説明を受けました。 浦底から白木までトンネルが掘られます。
 さて、いよいよ探検開始。トンネル入り口にある二重の扉をくぐって、トンネル内へ
  周りは、見たことのない景色。いろんなものが置いてありました。 さらに奥へと進みます。右手には、土や岩を運び出すベルトコンベアーも見えます。
上からは雨水がポチャリと落ちてきます。
         
         
 クラッシャーという機械です。砕かれた土砂をベルトコンベアー用の台車に載せていきます。  人の大きさと比べてください。
先端のハサミで、大きな岩などを処理するようです。
  ここが一番の奥。
正面には、壁というか掘られていない土が見えます。ここは山の中(土の中)ということを改めて意識しました。
  見学が終わり外へ出ました。
トンネル内は風もなく、思った以上に温かく感じました。
  最後はみんなで記念撮影です。
常宮小の友だちも一緒でした。
   
      
トンネルは、1日4mほど掘り進められるとのことでした。予定されるトンネルは、幅9m高さ6mで長さはなんと4000m弱です。ということは、貫通するのに約1000日もかかるのですね。
現在は、入り口から200mのところで工事をしていました。トンネルの先端では、ダイナマイトを使って爆破して掘り進めているそうです。
ついて行った教員も初めて見る光景に、興味深々でした。

どこかにあるらしい

5・6年生の図工の様子ですが、何やら変わった絵を描いています。聞いてみると、絵の中に自分の名前をまぎれ込ませておくことが条件だとか。そんなことできるのかな?
インターネットを使って、調べてみると、”文字絵”といわれるものであり、葛飾北斎も描いたとか‥。難しそうだけど、面白そうです。芸術家の誕生につながるかも!?
   
 下絵が終わったようで、これから彩色を始めます。下絵には動物も描かれていましたが、どんな作品ができるのか楽しみです。  家の中に文字が隠されているようですね。今はまだ輪郭ですが、壁などが塗られたら、よく見ないと見つからないかも‥。  これも芸術?
今朝の校庭の様子です。昨日の帰りに、ちょっと寄り道で楽しんだ様子でした。
  昼過ぎの校庭です。
芸術ははかないもの。ほんの僅かに残っているのを見るのも、いろいろ想像がわいてきていいのかもしれません。

タイムカプセル

本日、タイムカプセルの埋設をする予定でしたが積雪がありましたので、埋めるのはしばらく後になりそうです。6限目は、これまで浦っ子たちが集めたものを袋に詰めて、カプセルの中に入れるところまで行いました。みんないろんなものを集めてきたけれど、開けた時にはどれが誰のものか覚えているかな?
 作業する前の14時46分には、4年前に発生した東日本大震災で犠牲になった方を悼み、全員で黙とうを行いました。
     
       
 気温が低く、雪が解けません。3月中旬というのに。手前の桜のつぼみも係留してある船も寒そうです。   東北地方の方向を向いて、1分間の黙とうをしました。   さて、いよいよ作業開始です。まず、小物をまとめた袋に何が入っているかを書いておかないと‥。   特に大切なものは、アルミの袋に入れ、机上に見える丸いステンレス容器に入れます。   容器はそう大きくはありません。何を、どんなふうに入れたらうまく入るか考え中です。
              
              
 容器の大きさを見ながら、どれを入れようか迷っています。でも、将来の自分にあてた手紙は大切だから、それは入れましょう!!   二つに折るといいかな?
ん~。大丈夫だと思うけど‥
いろいろやり取りしながら、作業は進みます。
   アルミのふくろに脱酸素剤を入れて、高温のアイロンで密着させます。5・6年生は家庭科でアイロン実習もしましたから、お手のものです。たのもしい!!   できたものをステンレス容器に入れていきます。子どもたちだけではちょっと大変なので、先生もお手伝いです。   何とかうまく入りました。
これからは、周りのボルトを締めていきます。3・4年生もできるので、手伝いました。
 
              
              
 今度は、外側に入れる物の準備です。カビや酸化を防ぐために、できるだけ空気を抜いてビニールの袋に入れ、ガムテープを張って密閉していきます。   袋の外側には、念のため名前も書きましょう。   ステンレスのカプセルを入れ、その周囲に大きなものをビニールの袋に密封して入れ、赤いタイムカプセルを閉めていきます   周りのねじを締めて完成です。
赤のカプセルはリサイクルです。
平成23年に立石灯台で開封したもののを再利用しました。
   開封は、10年後の夏です。それまで、預かってください。
(雪が消えたら、浦っ子みんなで埋めます)