浦っ子日記

改めて、なるほど

4年生が理科室で実験をしていました。試験管を両手で握ってじっと何やら見ています。どうも、試験管の入り口に何か変化が起きないか注目しているようです。黒板を見ると、「温められた空気と体積の関係」とだけ書いてありました。
小学校の理科では、自然事象について理解することをよく学びます。目に見えない空気を温めたらどうなるか、大人だったらすぐに分かりますが、4年生の子どもたちにどう理解させるか、やはり実験させて自分の目で見せるのが一番でしょう。
さて、実験をもう少し見ていると、試験管の口が膨らんできました。試験管の口には石鹸水のまくがついていたようです。思わず子どもたちから「膨らんだ、膨らんだ」の声が‥‥。見えない空気を感じた(見た)瞬間でした。
実験がうまくいかないこともありますが、やり方を少し変えるだけでうまく成功することも多くあります。あきらめないで、いろいろ考えて試すことが大事ですね。
この後、みんなで実験してわかったことを話し合い、まとめに入りました。
  
 試験管を立てて握って、観察中です。あまり変化が見られませんでした。  お互いのを見ながら、何回かやりなおしをしていました。  試験管を横にすると、膜が大きく膨らんできました。写真は少し見づらいのですが、先っちょの部分が膨らんでいるのが分かります(か?)。