〔R3.1.28〕
学習や生活、そして社会の中で、表やグラフなどのデータを読み取り、いろいろな角度から考えることは、とても大切な力となっています。中学校の学習においても、多くの統計資料をもとに考える学習活動が組み込まれています。
今日は、1年生の社会科(地理的分野)において、「オセアニア州に移住する州別人口の変化」について調査をしました。
生徒たちは、1人1台計算機を使って、州別の割合をもとに人口を計算で求めていきます。
「1901年のヨーロッパ州からの移住人口の割合は87.2%だから、全移住人口の86.5万人かける0.872で、、、75.428。小数第1位までにすると75.4万人になる。」
と、1つ1つの年代の数値を確認しながら計算していきます。なかなか骨の折れる調査活動となりますが、5本のグラフの変化を読むことで、100年間の変化を人口で見ることができます。
「2011年の州別人口はヨーロッパ州が多いけれど、100年間ではアジア州の方が59.1万人多く移住していることが分かった。」
「2001年から2011年のアジア州の移住人口の伸びが大きい。」
「2001年からヨーロッパ州の移住人口が減少しはじめている。逆に、アジアは急激に伸びている。」
調査に手間がかかった分、自分の目で確かめた「新たな事実」が見つかることに大きな喜びを感じているようでした。

